地域活性化をビジョンに掲げる株式会社フューチャーリンクネットワーク(本社:千葉県船橋市、代表取締役:石井丈晴、以下FLN)は、VTuberに関する事業を多数展開する株式会社uyet(本社:東京都渋谷区、代表取締役:金井洸樹・梶田大樹、以下uyet社)と共同で、日本の多様な地域性とキャラクター文化を掛け合わせ、地域とVTuber双方の新たな露出機会を創出し、漫画コンテンツとして展開する『まちスパチャプロジェクト』を開始します。FLNがこれまで発掘してきた地域の付加価値情報が、VTuber × 漫画を通じてより多くの人に伝わることを目指します。
『まちスパチャプロジェクト』は、VTuberの方々と共に地域の魅力を漫画コンテンツ等で発信することで、VTuberと地域双方の新たな露出機会を創出していくプロジェクトです。ユーザーが楽しみながらVTuberと地域に触れ、”推せるまち”を見つけられるような取り組みをめざします。
プロジェクト発足の背景
■「地域」がおかれている状況
少子高齢化の進行に伴い、地域課題は複雑化・多様化し、衰退や消滅が危ぶまれている地域が数多くあります。一方、どの地域にもそこにしかない独自の個性が存在しています。これからの日本で地域社会を持続可能なものにしていくためには、地域の個性を多くの人に魅力として伝え、地域の多様性と付加価値を創出していくことが不可欠です。
■「VTuber」がおかれている状況
現在、業界全体として注目度が高く、多くのVTuberが活躍しています。一方、その競争率の高さから個人VTuberの平均寿命は8ヶ月といわれており、ファンに惜しまれながらYouTubeのチャンネルもTwitterのアカウントも消えてしまうキャラクターが多数存在します。
■ 「地域」×「VTuber」
一見全く違うジャンルの「地域」と「VTuber」ですが、いずれも「魅力はあるのにその魅力が認知されていない」という共通点があります。
《若者への発信力を持つVTuberが各地域の魅力をPRすることで、地域の付加価値情報がより多くの人に伝わるとともに、VTuber自身の認知度も幅広い層へ広がっていく》
そんなお互いの課題をお互いの強みで補い合い、双方の魅力がより多くの人々に認知されていく仕組みを作りたいという思いから、このプロジェクトは発足されました。
『まちスパチャプロジェクト』の概要
1)VTuberが各地を訪れる漫画コンテンツの展開
ストーリーも全てオリジナルの描き下ろし漫画を作成し、Twitterなどで無料のコンテンツとして展開します。
2)漫画動画コンテンツの展開
漫画だけではなく、VTuberがアフレコをした漫画動画も制作し、無料コンテンツとしてYouTube/TikTokなどを中心に展開します。見て、聞いて、楽しめるコンテンツを通じて地域の魅力を発信します。
3)生配信番組の公開
漫画コンテンツだけでなく、ユーザー参加型のリアルタイムの配信番組を行います。
今後の展望
今回発表した『まちスパチャプロジェクト』は、VTuberと共に、若者世代を中心に地域の魅力をPRするプロジェクトとなります。今後は若者と地域の距離をさらに縮めていくために、ユーザーが実際に地域に貢献でき、メリットも享受できる手段として「ふるさと納税制度」を活用した展開も予定しています。
担当者コメント
■株式会社フューチャーリンクネットワーク 新規事業開発担当 佐宗勇志
付加価値情報の流通による地域の多様性創出のために、地域の魅力を発掘して適切な方に適切なチャネルで届ける仕組みを作っていきたいと考えています。
このプロジェクトでは「伝える」プロであるVTuberの皆さん自身が、地域の魅力を発掘し、体感し、自らの言葉で伝えていくことで、今までにない地域の多様性創出の仕組みができるのではないかと考えています。
このプロジェクトを通して1人でも多くの方が地域に対して新しい気づきと発見を得てもらえれば幸いです。
■株式会社uyet 代表取締役 金井洸樹
私は東京生まれ東京育ちですので、日本に存在する大半の市区町村について詳しいわけではありません。ただ、私の母の故郷は人口が300人しかいない村で、大きい都市しか知らないわけでもありません。人は少ない所かもしれないですが、人の温かさやその土地の特産や素敵な場所は今でも覚えてます。
日本各地には、私が知らないだけ、また各個人が知らないだけで、魅力あふれる場所がたくさんあると思います。このプロジェクトを通してより多くの人に地域の魅力を伝えられるコンテンツを作っていければと思います。